詩の欠片たち

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.あさ.

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きれいなものはたくさんあるはずなのに、

溢れた無機質のなかで人知れずキラキラしていたりするのだろう。

にんげんの煌めきを確認した時、こころがカタカタと音を立てる。

そして、光がみえるのだった。 とおくに。

何時如何なる時も照らし続ける微かな光を頼りに、

アスファルトの地面を歩み進める。

5時35分 ゴミ袋片手にゆっくりとドアを閉めた。

遠くの新宿ビル群はここからだと、人差し指の第一関節くらい。

ちいさな箱達のこと、よく知っている。

ガラスが朝日を反射しているのが、ここからでもわかる。

水彩絵の具をとかしたような、透き通った朝だった。

大地から空へ向かってオレンジと、ペールブルーのグラデーション。 

そうだ。朝は、こんなにも美しかった。

あの時も、あの時も。

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.よる.

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みんなが静かでいい子にしてくれないと

安心して眠れやしないじゃないか


誰にも侵されない 犯されない

冒されない やわらかい こころ

こころ こころはわたしのものだから

みてほしい ちかくで

覗いて なにをおもうのか

どんな色しているのか おしえてね

いってみたいよ天国に

あきらめてはいけない

あせってはいけない

叫んでもいいよ 場所を選んで

ばかみたいだな ばかなのだろうか

ばかっていってよ じゃないとわかんない


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×

「私のいいところとは何処ですか?」と

聴いてまわりたくなるのを、

皆さん我慢されているのでしょうか。

÷

×


こどもたちへ

きみたちのほっぺはやわらかい。

マシュマロのようです。

ふにゃーと笑う顔で肩の力が抜けるよ。

ふにゃーと、なってしまうね。

泣いたり笑ったり、ころころ気分を変えて、

いたずらしたり甘えたり、こどもは忙しいんだ。

夜になったら疲れちゃうよね、

眠たいとなんだか泣けてきちゃったりして。

ぐずぐずあったかいお布団に包まったらすやすや。

朝になったら楽しかったことたちが、

心の奥でぽかぽかしてくれるから、

ゆっくりおやすみ。

あなたが良い夢を見れますように。

だをこより