みなさん今晩は。

お変わりなく過ごされておりますか。

2020年もあとすこしで終わり。

みなさんにとって、どんな一年でしたか?

振り返ってみると、ほんとうに、今までの“当たり前”が当たり前でなくなった一年でしたね。

新しい”気づき”もあったり、決してかなしいだけの一年じゃなかったと思いますが、

私は2020、4thALBUM“anima”がリリースできたことが、今年一年で一番意味のあった事だなと。

なので、改めて全曲振り返って文字に起こしてみました。

リリースして、暫く経つとどうしても風化が進む気がしてしまうのですが、

とても思い入れのある大切な作品で、今聴いても寄り添ってくれるALBUMだと思うので長いですが興味のある方は是非読んでいって下さい✿

youtubeの“anima”再生リストを聴きながらみていただけるとわかりやすいやも◎

01:VOICE

杉本圭一さんとの楽曲です。

杉本さんが手掛けるVegpher,FilFlaと高校生の時に出会いました。

時を経て、09.『海中憂泳』を共作したTyme.さんの新譜リリースパーティにて、

杉本さんをご紹介して頂く機会があり、

後日ダイレクトメッセージにて一緒に音楽を作りたいことを伝え念願叶っての楽曲!

「みずいろ・透明・水・白い肌の女の子」の絵が浮かび、

曲作りをはじめる前に絵を描いてお送りして、その後上がってきたデモの透明感たるや…。

杉本さんの音は、透き通っていて綺麗で、さらさらとせせらぐ清流のよう。

瑞々しい音にうっとりとしながら、見えている世界に水色なフィルターをかけるようなイメージでした。

流れていく山手線の車窓を眺めたり、目黒の植物園の辺りを散歩しながらiPhoneのメモ帳に歌詞を綴った記憶があります。

濾過された美しい音たちに応えるように、まっすぐな気持ちで書いた言葉たちです。

陽の当たって透けた瞳でじっと見つめられるような、そんな曲です。

02:anima

網守将平さんとの楽曲。

このブログを見てくださっている方はきっとご存知かなと思いますが(Twitterでもめっちゃ呟いてます笑)

LIVEでも編曲と鍵盤を担当してくださっている素晴らしい才能の音楽家さん。

1/31のLIVEでもお世話になる予定!(開催できることを祈る)

この曲がアルバムで一番、否、音楽人生で一番試行錯誤繰り返した楽曲です。

一言では言い表せない過程があったのですが、

想像力の拡張と、技術面での挑戦が個人的課題でした。

かんたんに言ってしまうのはナンセンスかもしれませんが説明が難しいので端的に言いますと、

網さんはすっげー人なので(語彙力が網さんという人間に追いつかんかた)

感覚的な音楽制作方法でここまで来てしまった私は追いつこうと必死だったということです。

でも、めっちゃたのしい試練でした。何より網さんの音楽が大好きだし、応えたい!と願ったのです。

結果この曲はアルバムの中でも特に思い入れのある、そして次の自分の道標ともなる曲になりました。

韻を踏みつつも、今伝えたいことをちゃんと自分の言葉で書くことが出来たので、達成感があります。

こういうことを書きました!と言い切るのが難しいのですが、

anima(魂)人間の核を自分なりにいろんな視点で見つめて哲学している感じ…。

ユングやニーチェ、特に『利己的な遺伝子』のドーキンスの本から影響を受けました。

本で得る知識とイマジネーション+自分の中で湧き上がるこたえたち。って感じです!

言葉にするのむずかちー!わかりづらいですよね、御免なさい。

そういえば!網守さんの新譜が出ますね、一体次はどんな音楽を作ったんだろう~。楽しみ!

03.アキレス腱

この曲は自分で作ったdemoを、

永井聖一さん&片寄明人さん&ジョン・マッケンタイアさんに編曲していただきました。

demo自体は2~3年前にAbletonLiveで作っていて、

暫く眠らせていたのですが個人的にコード進行の感じが好きだったので音源化したくて片寄さんに相談したんですよね~。

拙いdemo音源でしたがギターの音を活かしたい!と思っていたので永井さんにアレンジしていただいて超!感!動!しました。

永井さんはバンドでもギターを弾いて頂いているのですが、永井さんのギターの音は唯一無二で好きなんですよね。もう形容し難い。ただただ好き。

説得力が増すのってこんな気持ちいーんだ!と思いました。

輪郭がハッキリして音楽的な彩りが加わっていく事でより胸に響くようになるんですよねえ。

童謡のような懐かしさと、日常でふと感じる不穏な空気と安堵の瞬間を表現しました。

04.愛のロス

インディーズ時代からお世話になっているトラックメーカーDJ6月さんとの楽曲。

今作では二曲ご一緒しているうち(10.ストロベリームーン)の一曲。

インディーズ以来の共作!なので5.6年ぶりではあったのですが、

なんだろう、不思議と、違和感も全く無く、これこれ~!って感じで、トラック頂いてすぐ曲が生まれてしまうんですよね。6月さんとは!

多分ご一緒して曲数も一番多いし、慣れもあるのですが、ほんっとうに相性が(・∀・)イイ!!という事なんだろうな。

ラップを作っていて帰ってきた~!というホーム感がすっごい。私の思うエモは此処に在り。

安心安定のDJ6月さんサウンド。といっても進化し続けていらっしゃるところも好き!

これからも一緒に楽しんで音楽を作っていきたいなあ。

これも愛の曲ですねえ。

でも、異性に限らず愛はある訳で。

対人間関係において、自分と他人とのギャップに毎日浮いたり沈んだりを繰り返しているひとの物語。

愛と憎しみは表裏一体だ~っちゅう曲です。

05.御伽の街

小袋成彬さんとの楽曲です。

この曲はアルバムの中では制作初期に出来た曲。

いろんなところでお話したような気がするけど改めて…

小袋さんがまだ東京にお住まいだった時に、

友人を交えて音楽談義に華咲かせたり互いの環境についてお話していて、

その延長で「ヤバい曲作ろう!」というワッサなノリで制作することに!

小袋さんから教えてもらう音楽はどれも刺激的で私好みで、音楽の幅も広がったなあと。

制作しながらリクエストも明確にくれる方なので、ふむふむなるほどー!と勉強しながら

楽しく作らせて頂きました!

内容は端的に言うと”仕事で疲れたOLが渋谷のクラブにて音楽で踊る悦を知る”って感じ…。

コロナ禍になってからクラブにも行けておりませんが、やっぱり自分の中で

クラブ体験は大きいです。クラブミュージックも今となってはルーツですね。

おっきい音で踊る!ってめっちゃたのしいですよねー!

期間空くとちょっと踊るの恥ずかしいケド(わかります?)

またクラブで安心して踊れるようになったら遊びにいきたいなあ。

音楽趣味の合う友人たちと最初にお酒をカッと飲んで「じゃ!」って感じで各々踊るのが最高ですよね。

06.ハイセンスパイセン

スチャダラパーお兄さん達と井上拓さんとの楽曲!

この曲も大好きで聴くと元気でるなあー!

制作もとっても楽しかった!というか、スチャが、だいすきなので…

テンションが常に高い状態で作った楽曲でした。

レコーディングのときも、緊張しない雰囲気を作ってくださって、

わははと笑いながら一緒に録音できたのが、本当に良い思い出です。

ハイセンスなパイセンと共に、若い世代も頑張っていくぞ~!という

希望に満ち溢れたLyricに仕上がりました。

07.ZukiZuki

バンドサポートしてくださっている大井一彌さんに編曲していただきました。

この曲は、元々私が「ドラムンベースにラップ乗せたい!!!!」

という気持ちだけで作っていたdemoが在りまして。

squarepusherが大好きなんですよ、エイフェックス・ツインとか(最近また再熱してる)

自分で作った状態では全然エッジーさが足りませんよ!ということで、

ドラムン王子こと大井一彌氏にお願いした訳です。

そしたらめっちゃばっきょばきょに尖って返ってきたので、ほんとテンション上がりました。

歌詞自体は3年前位の尖りを吐露しているのですが結構普遍的な棘だったなと今聴いて思います笑。

まっくらな闇を描くことで光を描いているとも言えるのかな(物は言いよう)

これこそクラブで爆音で聴きたいよう。まだ念願叶わず。

レコーディング時の、「やべ~~!」と言いながら踊っていた大井氏の太陽のような笑顔が忘れられません。

そう。笑顔で「やべ~~!」と言いながら踊る曲なのです。この曲は!

08.Sorry Sorry

この曲も以前から溜めてた自作demo集からの選抜メンバー。

編曲を鈴木正人さんにして頂きました。

この方も、バンドで…ベースを弾いて…頂いているんですよ…バンドメンバー大好きだわたしゃ

demoの状態ではかなりひょうきんで間の抜けた曲でして、

ラップの緩さがいい味出てるな~と思って選んでお頼みしたのですが、

予想の斜め上をいくオサレ!さ200%マシマシでマジ興奮したんだし(韻を踏んでいる)

バンドでやる絵が想像することもできる編曲になっていて、正人さんのお人柄の良さとか、

テクニカル面でも凄さとか、もうなんか旨味がすごい。奥行きの曲ですね。

日本料理で言うところの“出汁”が効いている、そんな楽曲です。

09.海中憂泳

トラックメーカーTyme.さんとの楽曲。

Tyme.さんと知り合ったのは17歳の時です。

辻堂にあるミナミカレーでのイベントに行った時や、

なのるなもないさんやtotoさんとの繋がりでよくお会いしていて、

ツジコノリコさんとのALBUM『GYU』も愛聴していたのですがいつか一緒にやりたいねなんて話ながら、

早5年程が経ち、念願叶っての共作でした!

この曲は全編ポエトリー・リーディング。久しぶりにポエトリー全開で作りました。

LHW?時代はよくポエトリーもしていたし、ラップの中でもポエトリーには影響受けています。

ポエトリーは自由自在でもあって、謂わば詩の朗読なのでアカペラでもポエトリーは成立するし、

どんなトラックにも乗せれてしまうのですが、音も詩に寄り添って作り上げるとぐっと引き込まれるんですよね。

この曲は01.VOICE同様さいしょに絵を描いてTyme.さんにお渡ししました。

エメラルドブルーとインディゴの深海の中で浮かぶ少女の絵でした。

ほんと、そのとおりの、音が送られてきて、とても嬉しかったのを思い出しました。

精神世界の深く深くへ一緒に寄り添って行ってくれるような、そんな曲です。

この曲もおっきい音(いい音)で聴いたら想像の旅できるだろうなあ~。

10.ストロベリームーン

04.愛のロスでもご一緒したお馴染みDJ6月さん!

この曲は好き!っていう声を多く頂いておりまして、大変嬉しい限りです。

サビがキャッチーで聴きやすいのかな(自分で言うのもよくわからぬが)

DJ6月さんのトラックはなぜなのか…メロディがするする自然と浮かんできて、デモ制作も楽しいです。

「悲しみが染み付いた服を脱ぎ」というhookのフレーズが気に入っています。

これも切実な愛のうたですね。ストロベリームーンの時期でしたので、タイトルに付けました。

ぜんぜんピンクじゃないんですよねえ。

ひとりの時間に好きな人を想う女の子の独り言という感じのストーリーです。

ポエトリーも入れつつ、インディーズ時代の楽曲が好きな人は「なつかしいっ」と思うような楽曲なのかしら。

11.帰りたい!

Chip Tanakaさんとの楽曲。

任天堂のサウンドエンジニアとしてチップサウンドを世界に広げた、

8bit音楽の大巨匠でもある田中さん!

小さい頃から姉がゲームをやっているのを観るのが好きで、

ゲームに囲まれて育ちました。自分はあまり上手じゃないので観る方が性に合ってるなと思いながらも、

ゲーム音楽は特に好きで、テスト勉強の時によくBGMとして聴いていました。

幼少期から聴き馴染みもある曲達も手掛けている方と、ご一緒できるとは思ってなかったのですが、

Twitterで田中さんが最近活発にご活動されているのをお見かけしメッセージしたところ、快くお受けしてくださったどころか、すぐたくさんのデモを送ってくださったのです!

あのときの衝撃たるや….特に好きだ!と直感で思ったトラックを選んで、楽しくて一日でラップが書き上がったのを思い出しました。

ゲーム音楽ってもうDNAレベルで好き!

8bit音楽はやっぱりずっと大好きなので、またトライしたいなと思っています。

日本ならではの良さもあるなあと思うので、日本から日本の素晴らしい音楽を世界に発信していきたいなあという思いもあります!

12.おちゃらけたよ

インドネシアのトラックメーカーpxzvcさんとの楽曲。

この曲は、anima収録の楽曲MVの中で一番再生されている!というところが今面白いなと思っています。

もちろんpxzvcさんのサウンドの心地よさもあるとおもうのですが、それも含めた楽曲の雰囲気が、みんなの2020年の心模様に合っていたのかなと思います。疲れている時でも聴けるサウンドですよね。

3年程前に制作始めていた楽曲なので、歌詞もコロナが流行る全然前だったのですがリンクする部分もあり、自分でも不思議な楽曲!(youtubeのコメントを見るとコロナ関連のコメントがたくさん!)

MVの映像も、衣装も、どこか重なってしまいますよね。偶然なのです…。

都市開発のスピードと自分が追いつけず酸欠状態になって独りでくらくらしている少女を思い浮かべながら、書いた言葉たちです。

pxzvcさんは本当に素晴らしいトラックメーカーさんなので、いつかまたご一緒できたらなと思っております。

私の1個下とかだったような気がする…若い….同世代と音楽を盛り上げることもしていきたいですね!

海を超えて、インターネットがあれば楽曲も作れてしまう!ゆめがある。

いかがでしたでしょうか?

読みづらい文になってしまったやもしれないのですが、「ああそんなふうに作ったんだな」と知っていただけるだけで嬉しいです。

愛をもって作った作品が、いろんなひとに長く愛されていきますように。

それではよいお年を。

まったりたのしめる年末になりますように。

ダヲコ