長い梅雨が明けましたね。
お天道様の元、洗濯物が干せることが嬉しい日々です。
皆さん如何お過ごしでしょうか?
晴れの日が増えてきて、やっと身体の錆が浄化されていくような感覚があります。
日光浴!光合成!大切ですね。
やっと、夏キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 感。
外出は控えないといけないけど、夏がきた!という実感で、
気分上々↑↑になりますね。
『anima』のMVが公開されて1週間程経ちました。
COVID-19の影響で撮影も延期となったりもしましたが、
無事に作品として世に出すことができて安堵しています。
監督はPERIMETRONのosrinさんです。
2~3年前から共通の友人が多く度々お会いすることはあったものの、作品としてご一緒するのははじめてでした。
最初古くからの友人であり『おちゃらけたよ』のMVを一緒に制作した
Watanabe kohtaさんに今回のMV制作のご相談をしていて、osrinさんの名前が上がったんです。
衣装は私の最も敬愛するスタイリストの飯嶋久美子さん。
今回のMVの衣装は飯嶋さん節全開で‼︎と進行していったので、コンセプト等は一緒にお話しつつも、飯嶋さんの才能が炸裂したニュースタイルな和装になっています。爆裂格好良いです。
またこのMVは、成人されたばかりのフレッシュな感性溢れるダンサー・アオイヤマダさんとの企画でもあるので、
4thアルバムの中でも1番曲者の(褒め言葉)網守将平さんとのこの楽曲を
どう視覚表現していくのか、踊り・演出・映像化含め難易度が凄く高かったと思います。
そもそも曲作り自体が網守氏との試行錯誤繰り返しの末、完成した思い入れ深い作品でもありました。
だから絶対、映像化したかったんです。
この曲をいろんな人に聴いて欲しい!と思ったんです。
バンドでバンマスを務めてくださっている、キーパーソンでもある網さんとのはじめての楽曲作りは、網さんの才能に対して想像を絶する作詞工程と、
それに伴いラップの難易度も自分の今までの壁を打ち壊さないと進めないなというレベルだったので、チャレンジ体験でした。
この曲でラップするの、韻を踏みまくらないとリズムに干渉するんですよ…だから今までで1番韻を踏みました笑。
韻を踏みながらも、言いたいことを言う。
両立させる難しさもありましたが、言葉遊びの楽しさを改めて実感したし、完成した時の悦び・達成感は今までにないものでした。
でも、きっとまだまだいける!とも思えたんです。
バンドサポートメンバーの奏でるそれぞれの音楽が本当に大好きだからでしょうね、未来に光を感じています。コロナで中々会えないけど、一緒に曲作って行きたいなあ。
こうやって振り返るだけで色んな人の顔が浮かびます。
バンドのみんな、片寄さん、美島さん、ヘアメイクのくじさん、牧村さん、マスヤマコムさん、アルバムで一緒に曲を作ってくださったみなさん、スタッフのみなさん….。
ひとりひとりにありがとうございますと、伝えたいなぁと、
いつも思うのですが、溢れてしまうんですね。
この人に、言えてなかった!とか。
関わってくださる人数が多くなるほど、ちゃんと誠意を伝えきれない。
だから、手を伸ばして触れることができる範囲内で、丁寧に大切な人と関わって行きたいなあと思っています。
どれだけ日々を丁寧に過ごしていてもミスをしてしまうし、
善い行いを心掛け生活していても不幸な事は起こるし、
不条理だな、報われないなと思うことも多いけれど。
それでも毎日祈って、なるべくなるべく人に嫌な思いをさせないように生きたいです。
何事も貫けば、その人の望む場所に近づく・近づくはずだと思っています。
『anima』MVのお話に戻ります。(脱線してすみません)
私は今回のアルバムコンセプトでもある「anima」を題材に提案しました。
ちょっとややこしいのですが、アルバムタイトルのanimaは魂という意味が強くて、
歌詞のanimaは、魂+ユング提案のanima&animus です。
映像の中ではanima(男性の無意識人格の女性的な側面)
animus(女性の無意識人格の男性的な側面)を静と動や視覚表現で表しています。
監督osrinさんもこの題材に興味を持ってくださって、最終的には….宇宙と….繋がってましたね……笑笑
哲学や心理学、アニミズムや古事記などに影響を受けて作ったアルバムなので、
興味を持ってくださった方は是非調べてみてください〜!
私は東京生まれ東京育ちで、ビルに囲まれて過ごしてきたのですが、
自然の中に居る時が一番心が落ち着くし高揚するんです。
なんでだろう なんでこんなに自然って素晴らしいと思うんだろう?と疑問に思っていて、
出会ったのが英国の進化生物学者リチャード・ドーキンスの[進化とは何か]という本の、デザインとデザイノイドという考え方だったんです。
拙い説明になってしまうと思うので、
詳しくは本を是非読んでいただきたいのですが、
要はデザノイドはデザインされるように見えるけれども、
実際にはデザインされていないもの、なんです。
蝶々などは進化の過程で、なるべくして、自然体で美しいのです。
自然物全てに例えられると思いました。
余裕があって、自然体で、風があって空があって、木が靡いている。
そんな自然の風景は正にデザイノイドだと思ったんです。
田舎で息がしやすい理由を見出しました。
私もデザイノイドとして生きていきたい。そう思いました。
人が人をデザインするのは、アートの観点では素敵だと思います。
然し人格や人間の尊厳を侵すようなレベルで人間が人間をデザインするのは、
限界があるのだと思います。芸能的な悪い報道などを見ていると、ふと思ったりします。
憶測ですし、デザインされたいと思う人は居る、とも思います。
私が言っているのは、綺麗事ですが、私は綺麗な世界で綺麗なものをみて感動して生きていきたいなーと思っています。
そんな想いをたくさんアルバムの曲たちに込めました。
届きますように。
そして今日という日が、みなさんにとって善い日になりますように!