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世界がぐるりと変わって、

“当たり前”が“当たり前で無くなり、

人と会う回数は以前より格段に減った。

その分会う時には、対面している人の目をじっと見るようになった。

元々人の目を見るのが苦手で(今でも物怖じしないと言ったら嘘になるが)、

インタビューを受ける際もライターの方に横に座って貰ったりしていた程だけれど、

最近になって“目”の重要性がやっと解ってきた。

その人の生き方や、今の状況が、少なからず目には表れるような気がする。

生きとし生けるもの、魂の模様は瞳を通して感受する。

大切な人の目を頭に浮かべると、そのどれもがうつくしい。

青々と茂る葉や、溌剌と咲く花と通ずるのは真摯に人生をたのしんで全うしようとする志からか。

たくさんのものを・ひとを、見てきたのでしょう。

幾度となく穢れに触れても、無垢で居られる人が居る。

否、無垢に成ったのかもしれない。

将又“戻った”のかもしれない。

私の目はどうだろうか、自分ではよくわからないけれど、表現においても、目に意識を向け心を通わせてみよう思う。

あなたの目は如何ですか。