一月三日

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眠れない夜 やけに静かな夜

過去で形成されてるということをふと思い出し

漂う糸を手繰り寄せて 再び出会う 

久しぶり また会えたねと 抱きしめる

深い紺色の森の中

星の瞬きは

美しい朝を連れてきた

引力 又は 運命の導きか

音も立てず 密やかに 

優しくぶつかって弾けた

光の飛沫が ぱちぱちとまぶたの裏に散って

ちいさな粒は身体中を駆け巡って熱かった

自分を囲むススキが金色に靡いて 

山のおくでオレンジに燃える空

空はいつもより高くて 私はちっぽけだった

胸の真ん中から止め処なく煌めきは溢れ田んぼに流れていった

抱えきれないほど有り余る火照る想いを 

垂れ流しながら ただただ空を仰いでいた

確かに 祈りが届いた朝があった

今でもあの朝の色は離れていかない

縁 円 ⚪︎ まあるくあれ 

ひたすらに 祈り 願う 

イメージする おおきな輪

そう 牛乳みたいなひと

⚪︎

保身はし続けるべきなのだろうか

強くなれるなら強くなるべき?

辛すぎることを拒むのは反射

心が壊れかけたことがある人は

そうならないように 回避しようとする

嘘を吐かずに生きていくことはできるだろうか

きれいごとだけの世界は気持ち悪いかな

優しさに徹するのは 結局保身でしかないのだ

誰かに裏切られたり 傷つけられることがあっても

清らかでいることが正義の盾となると思ってしまう

神様のようなひとはいないし 

神様だってなんでもゆるせるわけではないとおもう

楽しいことの次には悲しいことが起こる 

この連鎖は死ぬまで続くのだろうか 

ここから抜け出せないのかな

闇があるから光があるというのは真実で理で

でもわたしは光だけの世界に行ってみたい 

行けるなら そこに住みたい みんなで

嘘はきらいだ 振りかざすエゴも 

あなたの持つ全ての想像力で 痛みを感じようとして

一番柔らかい部分で触れ合えたらいいね

わたしは知りたい わたし以外のひとの感覚を

わたしは伝えたい わたしのみえてるもの 感じていること ありのままに このままに

もしそれがかなったら 誰も傷つけ合わずに済むのにね